その道のプロへインタビュー 第1回目 【行政書士】 荒木修吾様
プロフィール
行政書士 荒木 修吾(Araki Shugo)
早稲田大学 法学部 卒業
平成12年に行政書士登録
所 属 日本行政書士会連合会
宮崎県行政書士会(宮崎支部)
事務所名:荒木生活安全法務行政書士事務所
住所 :〒880-0841 宮崎県宮崎市吉村町引土甲629番地33
Web Site:http://www.h3.dion.ne.jp/~araki123/index.html
貴方の取得資格を教えてください。
私が取得した資格は、国家資格の一つである行政書士の資格です。平成8年に取得しました。
その資格を取得しようと思ったきっかけは?
私が行政書士の資格を取ろうと思ったのは、ある知人から会社を立ち上げたので、いっしょにやらないかと誘われ、入社したものの、
結局はうまくいかなかったことがきっかけでした。
その時、何も人に雇われなくても、独立という手があると思い、自分にはこれがあると言えるような専門性の必要を痛感したわけです。
行政書士の資格は、試験自体はそれほど難しいわけではないのに、弁護士同様に、人の権利義務に関する書面の作成ができる上に、 その守備範囲も広いため、そこに専門性を追求することも可能なわけです。それで、行政書士の資格を取得しようと考えたわけです。
その資格取得にあたり、どんな勉強方法をなさいましたか?
私が受験した行政書士の試験は、一般常識問題と憲法等の法律問題、それに小論文がありました。私の場合は、自分で計画を立てて、 独学でやりました。
一般常識については、どういう形式で問われるのかを意識して、過去問をこなし、それに加えて、
最新の一般常識も補うという方法をとりました。
法律知識については、民法、憲法に重点をおいて、重要な項目から押さえていくようにしました。
たとえば、民法であれば、総則では、瑕疵ある意思表示や時効など、物権では、所有権や抵当権など、憲法であれば、
人権や三権分立などといった具合です。
後は、問題をこなして、問題を解くスピードのアップと知識の定着とを図りました。
小論文は、とにかく、予想されるテーマを20程度考えて、それらについて、実際に書いてみました。
書くのに知識が足りないようなら、そのテーマについて情報を収集し、書き加えていきました。
準備期間としては、1年くらいでしたが、仕事をやりながらでしたので、時間を工面して勉強しました。
実際の試験でのエピソード。(難しかったので、何度もチャレンジした等。)
試験当日、試験会場で受付を済ませるまで、廊下には、たくさんの受験生が並んでいました。
その中に、巨大な六法全書を抱えて、勉強をしている人を見かけましたが、いまさら、それはないだろうと思いました。
試験会場では、自分の弱点等をまとめた、コンパクトなノートなどを持参すべきではないかと思います。
試験が始まり、一般常識問題や法律問題では、脳が破裂するのではないかと思えるくらい、必死で考え解きました。
小論文では、インターネットについて、その成り立ちと経済的な意義を説明するものだったと記憶していますが、
60分という制限がありましたが、40分かけて下書きをし、19分ですべて書き写し、1分で見直しました。
下書きに40分もかけてしまい、実際は、間に合うのかどうか分からない状態で必死でしたが、どうにか終えました。
1回目のチャレンジで合格できましたので、合格通知が来たときは、ほんとにうれしかったことを覚えています。後で、その時の合格率が、 6%程度であることを知って、うれしさも、倍化しました。
現在の貴方について。この資格を持って良かったと思える時。
この資格は、活用範囲が広い反面、逆に様々な知識が資格取得後も要求される点では、毎日が勉強であり、チャレンジであり、
前に進むためには、自ら、学ぼうとする意欲が不可欠であると痛感していま
すが、これは、他の資格でも、同様ではないでしょうか。今の資格は、自己を成長させるためのものでもあるので、
資格を持つことの意味は大きいと思います。
また、実務においても、法務相談された方の問題を解決し、感謝された時は、やはり、お役に立てたという思いで、その充実感は、 何とも言えないものがあります。
これからのこの資格取得を考えている方へのアドバイス。
行政書士の資格は、平成14年に悲願の代理権取得も果たしました。また、新たな業務として、 行政書士電子証明書を付した電子署名による電子定款の作成及び認証代理業務が、平成17年6月からできるようになりましたので、 平成18年の新会社法の施行に伴い、さらなる需要拡大が予想されます。
今後は、電子政府の構築を目指すことで、各許認可の電子申請も推し進められ、 インターネットによる行政手続の利便性が格段に向上することになります。これから、この資格を取られる方は、このように、 色々な可能性を秘めている資格ですので、自分の得意分野の開拓を念頭におかれるとよいのではないかと思います。
管理人より
荒木様、ありがとうございました。
これから行政書士を目指す方へのとても心強いメッセージになりました。
この「仕事の資格とる.net」にも難易度や勉強方法というキーワードで訪問される方もたくさんいらっしゃいますが、
数字や表では表せない臨場感あふれる難関試験を体験させていただいたような気持ちです。
今後も益々の荒木様のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。